KANMATCHプロジェクトは、「関内のまちでヒト・コト・モノをつなぐ地域活性化プロジェクト」と標榜した、社会実験とという位置づけです。実験ってことは、その結果とか効果を検証しないとね? ということで、これまでの取り組みで見えてきた兆しや効果の検証についてプロジェクトチームで議論しました。というお話。
”まちのラウンジ” benten103は昨年5月にオープンしましたが、その数年前から、この場所を運営するにあたっての企画やら仕組みづくりを「KANMATCHプロジェクト」と名付け、運営チームが頭を捻り思い巡らせ、ときに喧々諤々議論しながら積み上げてきました。まだ場所が無いときからの打ち合わせから、実際に場所ができ、様々な取り組みを実際に展開してあっという間に1年経過しました。
この1年間で利用登録してくれた方やイベントに参加してくれた方など、人数としては段々と増え、今も毎月増え続けていますが、「嬉しい!」とか「楽しい!」とか「面白い!」といった感覚的・質的なところについてはなかなか客観的に評価しづらいところでもあります。
そこで、社会的インパクトの可視化を得意とする&Publicさんにご協力頂いて、感覚的・質的=定性的な評価をするためのディスカションやワークショップなどをこれまで数回やってきました。

プロジェクトがスタートした時に大きく掲げた最終目標が『「推されるまち」関内』
それを目指した視点で様々なディスカッションを行い「ロジックモデル」(下の図)をつくってもらいました。

”風が吹けば桶屋が儲かる”よろしく「推されるまち」となるには、どういった打ち手を打てばよいか?
この図を頭に入れて、様々な取り組みを企画し展開している、というワケです。
あっという間の1年、されど、まだ1年。最終目標に向けてまだ道半ばではありますが、兆しも感じられる今日このごろ。
benten103を拠点にして、まちがヒトにコトにモノに楽しく繋がるプロジェクトを展開していきたいと思います。
ニュースリリース|公社の賃貸「フロール横濱関内」における地域活性化プロジェクト「KANMATCH」を令和7年度も引き続き展開します(2025-06-23 神奈川県住宅供給公社)
https://www.kanagawa-jk.or.jp/news/?id=2555
文 佐々木一成(KANMATCH/benten103ディレクター)
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