benten103の午前時間帯を活用できるか?5〜6月の毎週水曜日に野菜の朝市を実験的に開催してみた記録。

benten103をオープンしてからちょうど1年。登録者の利用ニーズとしてはお昼過ぎから夕方にかけての午後の時間帯の利用が多い。そんな利用傾向を反映して、2025年6月からラウンジオープンの時間を当初設定から1時間後ろ倒しして、12〜18時とすることになった。そんな経緯で午前中はまるっと開けないことになったわけだが、空間はずっとあるわけで何かしら活用したい。しかし限られた人員でスペース運営をしているため、やたらとオープン時間を伸ばすワケにもいかず・・・。
現場チームで話し合って出てきたのが「この場を使いたい人にラウンジオープンも兼ねてもらう」という案であった。しかし、そんなうまいこといくだろうか? アイディアを検証しようと思った矢先に、スタッフの一人から紹介されたのが、神奈川の野菜を農家さんから直接仕入れ販売している「かなやさ」さんだった。
スタッフ経由でかなやささんに相談したのが4月後半、「まずはとにかくやってみましょう」ということで、5月の連休明けから毎週水曜日に野菜の朝市を実施してもらうことになった。

告知期間もほとんど無くスタートしたもので、初日は集客0も覚悟していたものの、窓際に置いた野菜の引力はなかなかのもので、なんとか15名の来客。そこから週を重ねるごとに来客は増えていき、毎週20名前後はコンスタントに来て頂けるように。そんなこともあり6月も続投して頂くことになった
野菜販売をすることで
・野菜の色彩は、観葉植物とはまた違った趣の空間の彩りとなる
・働く人だけでなく、地域に住む人、たまたまま来街した人、属性問わず立ち寄れる
・普段スペース前を素通りしていた人にも中に入ってくるキッカケとなる
といったコミュニティラウンジとしても嬉しいメリットを目の当たりにした
そして面白いことに、野菜が売っていることをキッカケに来場した人が利用者登録し、次の週からはかなやささんの販売ヘルプとして来るようになった。関内で人と活動をマッチする=KANMATCHを体現した現象だった。

午前活用の実証実験という枠では一旦終了となるが、今後も機会があればこういった朝市を実施したいなと思っとります。
イベント名|採れたて野菜の朝市
主催|KANAMTCH/benten103ディレクター
協力|合同会社かなやさ
開催日時|2025年5月、6月の毎週水曜日 10:00〜13:00
開催場所|benten103
写真・文 佐々木一成(KANMATCH/benten103ディレクター)
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